前日25日から下り潮が流れだし
安定して18℃台だった海水温が わずか一日で14℃台に…
瀬戸内ではありえない状況だが 冬の太平洋ではよくあること。
瀬戸内からの冷たい潮が差し込むと
低水温をきらってアオリや魚は温かい南へ移動する。
下り潮が流れると 定置網にはごっそり入るが 釣りの方は…
海水温=体温 である変温動物の魚やアオリは
海水温が低下すると 体温も低下し、活性もかなり下がってしまう。
これは厳しい釣りになりそうだ。
保険のアジ少々積み込んで 夜明け前 出船。
まずは アオリから。
海水温の急激な低下で おそらく釣れないだろうと思いつつ…
今回はアオリ・ブリ初チャレンジの方がおられたので
アタリのとりかたやアワセの仕方など こんな風に…と釣り方をレクチャーしていると
予想に反して 最初の流しから釣れた。
と 後ろを見ると 初挑戦のA氏も最初の流しからアオリをキャッチ。
なんと 次の流しでも 1.3キロほどの良型を。
一日アオリ狙っても釣れない日もあるというのに
初挑戦でアオリ連発とは。
今日もやはり下り潮が流れているようで
海水温は14℃台と低下したまま。
船中キロアップの大型アオリがポツポツ揚がっている。
私は なぜかガメラ…
みなさんキロアップ〜1.5kgの大型アオリを釣られるなか
私は中型2杯のみと アベレージを下げてしまった。
全員アオリを確保したところで
ぼちぼち 沖 行きま〜す。
冷たい潮を嫌ってか ベイトの群れもかなり南下したようで
今日は随分下の方(海部〜宍喰沖)みたい。
大島からさらに南へ小一時間走って
ポイント到着直前 イルカの大群が … いやな予感。
ベイトの群れが小さく なかなか掛からない。
昼過ぎに ようやく本日最初のアタリ。
最初の1本なので、ドラグを効かせて慎重に。
レギュラーサイズの小ブリ。
何の釣りでもそうだが、1本釣れたら気が楽になる。
ベイトは付きにくいが その分 うまく付けることができれば高確率でヒット。
最初の1分間は無理に引っ張り合いしないように。
水深110mから引っ張り出して
2本目の小ブリ。
今日も瀬戸内では結構な風が吹いていたようだが
今日もベタ凪パラダイス。
波の高さ15cm
釣り上がった魚は
船頭さんが神経〆してくれる。
ベイトはサバとマルアジ。
釣り上げたブリの腹に入っているのは圧倒的にマルアジが多いのだが
エサとして有効なのは断然サバ。
マルアジは針掛かりしてもすぐ外れるし
掛かった直後だけしか動かず アピール度が低いせいか。
サバだけを選んで掛けられたらいいんだけど
今年はベイトのサバが小さいせいか ハマチメジロが多い。
ここ数年はベイトのサバが大きかったせいもあって
数はでないものの ブリサイズが多かったが
今期 数は揚がっているものの 釣れる魚の2/3はこのサイズ。
アタリがあっても 飲み込みきれないためか
よくすっぽ抜ける。
全員安打となつたところで
15:30 終了。
船中6人で アオリ(でかいのゴロゴロ…) 18杯 コウイカ 4杯
メジロ〜ブリ 14本
初チャレンジのA氏も アオリ5杯に青物3本と大健闘。
海水温の急低下で かなり厳しい釣りになるかと思いきや
意外にも朝からアオリは高活性、青物もボチボチと
釣り納め?にふさわしくアオリも青物も全員安打で よかったよかった。
私は何だか前回と同じような釣果に終わってしまったが…
本日の釣果 アオリイカ 胴長〜27cm 2杯
メジロ〜ブリ 〜86cm 4匹